山手線新型車両「E235系」を一般公開、JR東日本・東京総合車両センターで
JR東日本は22日、品川区の東京総合車両センターで、「夏休みフェア2015」を開催。山手線用の新型車両「E235系」が初めて一般公開され、大勢の来場者から注目を浴びていました。
E235系は「お客様、社会とコミュニケーションする車両」をコンセプトに設計された次世代通勤車両で、今年3月に完成。今秋の営業運転開始へ向けて試運転を続けています。車内の中吊り広告を全てデジタルサイネージ化したほか、車椅子やベビーカーの利用を想定したフリースペースを各車両に設定するなどのサービス向上が行われています。
工場内では車体吊り上げや台車組み立ての実演が行われたり、ミニ電車への乗車や車掌体験コーナーには多くの子供連れが列を作ったりして賑わいました。屋外では東京総合車両センターがメンテナンスを担当している総武線、常磐線、南武線用の車両が並べて展示され、鉄道ファンらが盛んにカメラのシャッターを切っていました。 東京総合車両センターは旧大井工場と旧山手電車区が2004年に合併して誕生した車両センターです。旧山手電車区を継承した車両基地部分には主に山手線で使用される車両が在籍。大井工場を継承した車両工場部分では、首都圏などを走る車両のメンテナンスが行われています。また、お召し列車などに使われる皇室専用車両の車庫も工場内に設けられています。今年は旧大井工場が現在地へ移転して100周年を迎えています。