長期欠場の真相を明かした渡邊雄太…来季からは日本でのプレーを明言「自分の夢に向かって突っ走れた」
「個人的な理由」で姿を消した渡邊…1カ月半続いた欠場の内幕
4月20日(現地時間19日)、メンフィス・グリズリーズの渡邊雄太がInstagramでライブ配信を実施。グリズリーズへの移籍後に「個人的な理由」で姿を消していたレギュラーシーズン終盤の詳細や、来シーズンに向けた意気込みについて口を開いた。 【動画】NBAで6シーズン、全力で戦い抜いた日本のエース! 配信の冒頭では、現時点での契約状況について説明した渡邊。グリズリーズに残留するかどうかの権利(プレーヤーオプション)を保有しているが、来シーズンは日本でプレーする道を選んだと発表した。「一番大きな理由は、シンプルにバスケットがしたいというところです」。 「アメリカに来てから11年間も経ちますけど、僕のことを昔から応援してくださっている人からすれば、キャリアが順風満帆ではなかったというのは見て分かると思います。そこで自分が何をしたいかを考えたときに、バスケットをしたい、練習してきたことをコートで出したいというのが大きいです」 渡邊は「本契約を勝ち取る」、そして「20代ではどんな苦労をしてでもアメリカにこだわる」という目標を持ち続け、その2つを達成できたとも説明。今年の10月には30歳を迎えるなかで、「日本もすごくレベルが高くなっているので、自分がどれだけやれるかを模索して、これからは自分のやりたいバスケットをしていきたい」と心境を明かした。 続けて、右手首の負傷と個人的な理由でコートから離れていた空白の1カ月半について、渡邊は経緯を明かす。キャリアを通じて本契約を勝ち取るまでに苦労を重ねた日本代表のエースは、「毎試合、毎練習がアピール合戦。まともな精神状態でプレーできている時期は少なかった」とこれまでを振り返り、そのなかで昨年夏に交わしたフェニックス・サンズとの“完全保証”の2年契約は、これ以上ない喜びだったようだ。 サンズでは本調子を発揮できずにローテーションから外れることもあったが、リーグ制覇のため自分にできることを精一杯こなしていた渡邊。そのなかで起きた2月のトレードには「ビジネスの世界で当たり前にあること。ただ、自分がやっとつかんだ2年契約でのトレードだったのでショックは大きかった」と語った。