島影変われども悠久の絶景 珠洲・見附島に中秋の名月
●古くは「見月島」 「十五夜」の17日、石川県内は夜になって晴れ間が広がり、珠洲市の県天然記念物・名勝「見附島」の上空に中秋の名月がこうこうと輝く絶景が見られた。 珠洲市の南側、見附海岸の南東沖合約180メートルにある見附島は古くから月見の名所として知られ、「見月島」と記す文献もある。満月に近い月の明かりが海面に照り映え、地震で崩れた島のシルエットを切り絵のようにくっきりと浮かび上がらせた。 ●10地点で真夏日 17日の最高気温は小松33・1度、金沢32・8度となるなど、輪島市三井を除く10地点で30度を超える真夏日となった。 県内の各消防によると、白山市内で6歳と11歳の児童、79歳男性が熱中症の疑いで搬送され、いずれも軽症の見込み。能美市では70代男性が病院に運ばれ、中等症とみられる。 18日の県内は曇りで、大気の状態が不安定となるため雨や雷となる所もある見込み。