元SMAPの独立組3人がAbemaTV出演決定 ネット戦略に力を入れる理由とは?
今月8日に「ジャニーズ事務所」を退所した元「SMAP」の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が公式サイト「新しい地図」を開設した。 さらに、3人は11月2日にインターネットテレビ局「AbemaTV」で72時間ぶっ続けで生放送される「稲垣・草なぎ・香取 3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」に出演。3人でツイッターを始めるととともに、香取がインスタグラマー、草なぎがYouTuber、稲垣がブロガーとなり、SNSをスタートさせるという。
自由度の高さとしがらみのなさ
「SMAP」時代は、当時所属していた「ジャニーズ事務所」が取引先や各メディア媒体などに対してインターネット上での所属タレントの画像、動画の使用を制限していたこともあり、ネットやSNSとは縁遠かった3人。 だが、新たな船出とともに一気にネットを解禁し、融合を図った印象だが、その背景を別の芸能プロダクションのマネジャーはこう分析する。 「テレビや映画などに比べると、ネット関連のビジネスに関しては芸能界とのしがらみが薄いというのが最大の理由ではないでしょうか。元『SMAP』のメンバーの去就にこれだけ注目が集まっている中、『ジャニーズ事務所』が圧力をかけることはまずあり得ないでしょうが、それでも日頃から付き合いの深いテレビ局は自然と忖度するでしょうし、独立した3人を今後どう扱っていいのか、他局の動向も含めてしばらくは様子を見るはず」 その点、ネットは自由度が高いし、そもそも『ジャニーズ事務所』と関わりが薄い分野だと話す。さらに、 「『AbemaTV』に関してはテレビ朝日も出資していますが、あくまでテレビとは別物のインターネットテレビという言い分も成り立ちますしね」
メディア対策にも効果あり?
さらに、ネットを駆使することで芸能人の情報発信という点においてもメリットがあるという。 「『SMAP』の独立&分裂騒動の渦中、『ジャニーズ事務所』と懇意の一部スポーツ紙や一部女性誌の報道姿勢に対して、インターネット上で数多くの疑問の声が噴出するなど物議を醸しましたが、その一方で当事者であるメンバーたちが周囲を気にせず、報道の真偽について語ったり、自身の主張を発信したりする機会は皆無に等しい状況でした。でも、公式サイトやSNSを開設した今後は3人が直接ファンに対してメッセージを伝えることが可能になるのはもちろん、誤った内容の記事やニュースを指摘、修正するなど、メディア対策という点においてもプラスの部分が大きいでしょう」(同芸能プロマネジャー) 最近では芸能人がSNSを通じて直接ファンにニュースを告知したり、メディアの報道を否定したりするケースも多い。 ついにネット解禁を果たした元「SMAP」の3人が、今後どのようなメッセージをファンや世間に直接発信するのか要注目である。 (文責/野村徹)