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1日夜、韓国・ソウルの中心部の歩道で車が暴走し15人が死傷。現場には壊れたバイクや看板などが散乱していて、事故の悲惨さを物語っていた。この事故の瞬間が現場近くの防犯カメラに記録されていた。 【画像】現場近くの防犯カメラが捉えた事故の瞬間

カメラが捉えた事故の瞬間…車が暴走し15人が死傷

韓国・ソウルの中心部の歩道で車が暴走し、9人が死亡し6人が重軽傷を負う事故が起きた。 事故が発生したのは、1日夜9時半ごろ。現場はソウル市役所付近の交差点。 事故の影響か、現場のガードレールが完全に倒れてひしゃげてしまっている。 現地のメディアによると、事故を起こした車は4車線ある一方通行の車道を逆走した。 その途中で歩道に乗り上げ、通行人らをはねると、さらにその先の交差点で2台の車と衝突したとみられている。 車が進入した歩道の防犯カメラの映像を見ると、画面の手前から歩行者が現れ、奥では複数の人が立ち止まっているのが確認できる。 車道側の歩行者の背中が明るくなった次の瞬間、画面右側の車道から車が飛び込んできた。 車が通り過ぎた歩道には、複数の人が倒れ、破片などが散乱していた。 別の映像では、歩道で立ち話をしていた3人の足元が明るくなった後、車が突っ込んだとみられる。 事故が起きた時、現場近くにいた人に話を聞くと「本当に驚きました。私たちが横断歩道を通ってすぐに。すごい音とともに、スポーツカーみたいなのが通り過ぎて行きました」という。

事故を起こした男性…「急発進した」

2日、事故現場を訪れると、仮のフェンスが設置され、亡くなった方に花が手向けられていた。 さらに、ひしゃげたバイクも残されたままだった。 事故が起きる少し前に現場近くを通ったという日本人観光客2人は「帰る時間が、ちょっとでもずれていたら、自分たちも巻き込まれていたかもしれない。人ごとじゃなくて、気をつけないとなと思いました」と話す。 この事故で9人が死亡し、6人が重軽傷を負った。 事故を起こしたのは、バスの運転手だという60代後半の男性で、調べに対し、現場近くのホテルから帰宅するため韓国製の高級セダンを運転していたところ「急発進した」と話しているという。 事故後の検査では、男性からアルコールや麻薬などは確認されなかったと報じられている。（「イット!」7月2日放送より）