【オートレース】森且行、4年ぶりダービーの舞台へ「いつも通り、普通に」~川口SG日本選手権
日本一の称号をつかみ上げた約束の地へ、4年ぶりに帰還した。 オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は29日、埼玉県川口オートレース場で翌30日から開催されるSG「第56回日本選手権オートレース」に出場するため、地元ロッカーへ現れて綿密にマシン調整を施した。大会初日の30日は6R「予選」(午後1時10分発走予定)に出場する。 まずは近況の様子と現在の整備進捗を伝えてくれた。「前走(17日の川口V戦4着)は雨おろしのタイヤを使ったら、ドドドが来ちゃった。やっぱり、いきなり本番で使うのはだめだよね。ここに向けては、まずオイルとリングを換えてました。その状態で一度乗ってみてからですね。あとはロッドに何か変な線が入っているので、だめなようならすぐに換えたいと思っています。前走から少し間隔が空きましたが、その間はいろいろなところでイベントに呼んでいただいて、とても充実していました。はい、稼がせていただきました(笑い)。あとは競馬も結構楽しみました。天皇賞は惜しかったなあ。武豊さん(優勝したドウデュース)と2着馬は予想できたんですが、3着がな~い(苦笑い)。4着は持っていたのでメッチャ惜しかったです。あっ、でも菊花賞はバッチリ当てましたよ~(やや自慢げにフフフ笑い)」 20年大会で自身初となるSG制覇を達成した。翌年の大けがでダービー復帰は4年ぶりとなる。「そこはもういつも通りに、だね。いつも通りに普通にやるだけです。開催中は天候が変わる予報が出ているようですが、しっかりタイヤを準備して戦っていきます。ドウデュースみたいな超高速上がりを出せって?(3秒)25ぐらいで上がって欲しい?はははっ、それは無理でしょう~」 さあ、日本一決定戦の舞台に森の元気な笑顔が戻ってきた。最終日にもぜひとも最高のスマイルをファンに見せてください。
報知新聞社