門脇麦“ありす”の提案で永瀬廉“倖生”がイメチェン、二人の過去がついに明らかに<厨房のありす>
門脇麦が主演と務める「厨房のありす」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ)の第4話が2月11日(日)に放送される。同作はマイペースで人とのコミュニケーションが苦手な自閉スペクトラム症(ASD)の店主・八重森ありす(門脇)が、街の小さなごはん屋さん「ありすのお勝手」で、大好きな化学の知識を基に、おいしくて優しい料理を生み出すヒューマンドラマとなっている。 【写真】木村多江“蒔子”がありすを訪ねるも、大森南朋“心護”が追い返す ■ありすを見守る個性的なキャラクターたち 「ありすのお勝手」にアルバイトとして転がり込む謎の青年・酒江倖生役を演じるのは永瀬廉。一見、すれていて無愛想な倖生だが根は心優しく、ありすの行動や言動に戸惑いながらも、徐々に寄り添い支えるようになっていく。 また、ありすの幼なじみ・三ツ沢和紗役には前田敦子。和紗は工務店の娘で地元では有名な元ヤンだが、幼いころからずっとありすのことを守ってきた。今はありすのお店でホール係として接客を担当しているが、第3子を妊娠中で、出産に合わせて代わりのアルバイトを探している。そこに現れる倖生に自閉スペクトラム症のありすとの接し方や独自のルールを教えていく。そして、家では息子2人を育てるしっかり者の母親として毎日奮闘している。 さらに、ありすの父親で有機化学を教えるゲイの大学教授、八重森心護役を演じるのは大森南朋。3歳でありすを引き取り、大きく深い愛情でありすを見守り育ててきた“ゲイのお父さん”心護の思いとは。 ■これまでの放送では―― 親友・和紗(前田敦子)の生まれてくる赤ちゃんの名前を一緒に考え始めるありす(門脇麦)。和紗の母・明希子(阿南敦子)が言うには、親は“こういう子に育ってほしい”という気持ちを名前に込めるようだけど…「私の名前には、どんな気持ちが込められたんでしょうか…」。ありすは、自分の名前を付けてくれた母親の思いが知りたくなってしまう。 スーパー三國谷で買い出しをするありすと倖生(永瀬廉)は、店の常連客・優奈(新井郁)の家族とバッタリ鉢合わせ。厳しい義母・陽子(円城寺あや)の前で萎縮している優奈。一方、店長・優作(前原瑞樹)は、ありすの正直すぎる言動に困惑し、倖生に八つ当たり。「愛想が悪い」「ありすの店で足手まといになっている」と言いたい放題の優作に、何も言い返せない倖生だったが、ひょんなことからホールをひとりで回すことになり、汚名返上しようと奮起する。 そんな中、ありすは優奈の体調の異変に気付き、あるメニューを考案。息子のお受験に思い詰める常連客・優奈に、心護(大森南朋)は苦労だらけの子育ての思い出を話す。心護はひとりで、どうやってありすを育ててきたのか? そして、五條製薬の意外な人物が、心護に会いに来る。 ■第4話では―― ありす(門脇麦)の店に、蒔子(木村多江)が突然やって来た。緊張するありすだが、心護(大森南朋)は蒔子をすぐに追い返そうとする。ありすは倖生(永瀬廉)に、かつて見た心護と蒔子の様子をこっそり打ち明ける。「お母さんは、お金を払って私を捨てたんだと思います」。 翌日、ありすの店に和紗(前田敦子)が復帰し、無愛想な倖生のイメチェンを提案。賛同したありすのアイデアで倖生は前髪を上げることになり、常連客から大好評。そんな中、最近店に来るようになった明里(金澤美穂)は、どんよりした顔で「消えてしまいたい…」。好意を寄せている会社の先輩・圭介(渡辺大知)を他の子に横取りされそうな状況らしい。 助言を求められたありすは、「私には恋愛する資格はありません」…ASDで実の親にも愛されなかった自分には、愛される資格も愛する資格もないと言い張る。そんなありすを見て、倖生はありすを五條製薬に連れて行くことにする。一方、2人の外出をデートだと勘違いした和紗と三ツ沢家の面々は、大騒ぎ。心護を巻き込み、事態は思わぬ方向へ。 ついに、ありすの母親とあの火事の夜の出来事が明らかに。そして倖生も、自分の過去を告白する。 ――という物語が描かれる。 ■倖生のイメチェンにきゅん…予告動画に反響 公式HPなどで公開されている予告動画では、「暗黒のオーラがただよっています」とありすの一言からスタート。「怖いですかね?」と尋ねるこ倖生に対し、暗い雰囲気を払拭するため、ピン止めで前髪をあげようと提案しイメチェンをはかる。「これでいきましょう!」と大満足のありすだったが、おかげ様で客からの評判も高くなる。 さらに世間はバレンタインブーム真っ盛り。片思い相手にチョコレートをあげようか迷っている明里に、「好きなら勇気もって踏み込んでいかなきゃ!」と和紗の力強い後押しが胸に響く…。また倖生に対し、「お前、ありすのこと好きだろ」と和紗が聞くと、「俺にそんな資格ない」「犯罪者の息子なんです」と返す倖生…。職場の人たちと揉め、殴り合う映像が流れついに過去が明らかとなりそうだ。 一方、ありすの元に蒔子が突然訪ねてくる。「立派になって…」と呟く蒔子に、驚きを隠せないありすだったが、すぐに心護が「何してんだよ」と強い口調で追い返す。ありすのお勝手を後にした蒔子だったが、やはり母親の存在が気になりありすは五條製薬の前で立ち尽くしてしまう。 そんな様子を見かねた倖生は「ありすは知りたくないの?」「何でお母さんはありすを手放したのか」と聞くと、母親のことが気になって仕方ないありすは、心護と衝突してまでお母さんのことを聞き出し、何とかして会おうと奮闘するのだった。そしてついに火事の真相も明らかとなる。 第4話放送を前に、「ありす呼びにきゅんとした」「久しぶりにドラマハマってます」「倖生、名前の由来通り素敵な人」「2人とも幸せになってほしい」「4話は波乱の展開になりそう」「今後の展開も見逃せない」といった声など、オンエア前からSNS上などで話題となっている。