<一ノ瀬颯>現代版「若草物語」で堀田真由の“底なしに優しい”幼なじみに 「自分と近い」がゆえの難しさも
◇「気持ちを隠そうと思えばできてしまう」が…
改めて律について「年齢や言葉遣いは自分とすごく近いのかなと感じています」とも明かす。
「職業は新聞記者で、人生の選択によっては自分もそうなっていたかもしれないと思ったりもしましたし、そういう意味では入りやすい役ではありつつ、どこまで自分の気持ちを見せていいのかは、自分と近いがゆえに塩梅が難しいとも感じています。本当に気持ちを隠そうと思えばできてしまう、でもそれでは見ている方には伝わらない。そこの感情の機微、どこまで出すかはシーンによっても変わってくるので、一貫性があるようでないというか」
ドラマについては「まずは主軸となる4人の姉妹が、四者四様どのキャラクターもすごく魅力的で、多くの人に共感してもらえると思います」との印象を抱いている。
「4人の性格は異なりますけど、姉妹として強い絆で結ばれている。お互いがお互いを認め合いながら切磋琢磨する姿は、作品の大きな魅力になっていると思います。それにプラスして、それぞれの異性との関わり方も描かれていて、副題にも『恋する姉妹と恋せぬ私』とありますが、涼は結婚するのが幸せだということに疑問を感じている。そこで律は自分の想いを伝えるのか伝えないのか、伝えたとして涼はどう受け止めるのか。原案は150年も前の作品にはなるのですが、ドラマ自体は今だからこそ共感してもらえる内容になっていると思いますので、老若男女問わず楽しんでもらえるとうれしいです」