店主の河原田充（みつる）さん

　福島・飯坂町の雑貨店「kokoro（ココロ）」（福島市飯坂町）がオープンして、5月19日で1カ月がたった。（福島経済新聞） 　貸衣装やダンススタジオを営む「SACHIKO（サチコ）」（野田町）が経営する同店。オープンのきっかけについて、社長の河原田充（みつる）さんは「4年前、福島へUターンしてきた時に飯坂町がコロナ禍の影響もあって、にぎわいを失っていると感じた。親の仕事の関係で幼い頃からよく足を運んでいた飯坂町は思い出のある町だったので、何か恩返しができないかと考え、観光拠点となる店を開くことにした」と話す。 　2階建ての店舗は、1階が飯坂温泉関連の雑貨店、2階がフォトスタジオとなっている。河原田さんは「雑貨店は飯坂温泉関連のグッズを販売することで飯坂の魅力を発信する。フォトスタジオは、観光客や地元の人が記念撮影や家族写真の撮影などで利用できる。思い出を記録として使ってほしい」と話す。フォトスタジオの利用料は1時間1,650円。1グループ8人まで。 　河原田さん「お薦め」の商品はTシャツ「FURO USAGI （風呂うさぎ）」（2,750円）。「私が商品開発に携わった商品の一つ。吾妻山の雪うさぎと、以前飼っていた黒ウサギ、飯坂の温泉をモチーフにしている。福島のことを魅力を知ってもらうきっかけとなれば」と河原田さん。 　オープンから1カ月がたち、河原田さんは「ありがたいことに多くの人に利用してもらっている。今後も多くの人に利用してもらえるようにグッズの開発や事業の展開をしていきたい。飯坂町を盛り上げる拠点となれれば」と意気込みを見せる。 　営業時間は10 時～18時。火曜・水曜定休