【MLB】エンゼルスが菊池雄星獲得を正式発表 総額6300万ドルの3年契約 投手では球団史上最高年俸に
日本時間11月28日、エンゼルスはアストロズからFAとなっていた菊池雄星と3年6300万ドルの契約を結んだことを正式に発表した。菊池は2025年から2027年まで毎年2100万ドルを得ることになるが、これは2022年のノア・シンダーガードと並んでエンゼルスの投手では球団史上最高年俸となる(二刀流の大谷翔平は除く)。ペリー・ミナシアンGMの就任後では最大規模の契約となり、先発ローテーションの柱として、菊池にかけられている期待の大きさがうかがえる。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在33歳の菊池は今季ブルージェイズとアストロズで合計32試合に登板して175回2/3を投げ、9勝10敗、防御率4.05、206奪三振を記録。投球イニング、奪三振、WHIP(1.20)はいずれも自己ベストだった。奪三振率10.55はリーグ3位にランクインし、奪三振は同5位、K/BB4.68は同6位の好成績。また、アストロズ移籍後に限ると、10先発で5勝1敗、防御率2.70の活躍を見せ、アストロズでの最初の10先発での76奪三振はランディ・ジョンソン(108)、ゲリット・コール(101)、ジャスティン・バーランダー(82)に次ぐ数字だった(ロジャー・クレメンスと並んで球団史上4位タイ)。 菊池は日本プロ野球の埼玉西武ライオンズで活躍し、2019年3月に東京ドームで行われた日本開幕シリーズでマリナーズの一員としてメジャーデビュー。2021年までマリナーズでプレーしたあと、2022年から今季途中までブルージェイズに在籍し、今季終了後にアストロズからFAとなった。 なお、菊池は長谷川滋利(1997~2001年)、松井秀喜(2010年)、高橋尚成(2011~12年)、大谷翔平(2018~23年)、田澤純一(2018年)に次いで球団史上6人目の日本人選手となる。ホセ・ソリアーノ、タイラー・アンダーソン、カイル・ヘンドリックス、ジャック・コハノウィッツ、リード・デトマーズらと先発ローテーションを形成することが予想されるが、新天地エンゼルスでどんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。