神戸市の“スマスイ”跡地の新水族館にOHK考案の「シュワQ」を導入 情報バリアフリー化へ【岡山】
「スマスイ」の愛称で親しまれた神戸市の須磨海浜水族園の跡地に整備された水族館「神戸須磨シーワールド」が6月、オープンしました。館内にはOHKが考案したQRコードで手話や字幕付きの動画にアクセスできる「シュワQ」も取り入れられています。 神戸市民は…(母と娘) Q:きょうは何が楽しみで来た? 娘「シャチとイルカショーです」 神戸市民は…(夫婦) 妻「すごくきれいになったので」 夫「中がどういう風に変わっているか楽しみです」 6月1日にオープンした神戸市の神戸須磨シーワールド。「スマスイ」からリニューアルした「スマシー」のコンセプトは”つながる”です。魚を中心に展示されているアクアライブでは、「川」から「海」へのつながりが表現されていて、それぞれの環境ごとに生き物の生態を見ることができます。 この「つながる」コンセプトに実はOHKも協力しています。 (関西テレビ 堀田篤アナウンサー) 「QRコードを読み取ると、音声ガイドや手話映像などで館内の情報を得ることができます」 館内にはOHKが考案した手話・字幕・音声で案内するシステム「シュワQ」を導入。訪れる全ての人が施設の情報につながることができるようになったのです。 新しいスマシー、価格も大幅にリニューアルしました。民営に変わったことで、入場料は大人で最大3700円と、スマスイの1300円の3倍近く。「価格に見合う体験をしてもらおう」と、目玉の一つに挙げたのが「イルカ」です。 (子供) 「めちゃ楽しかった」 「(Q:また来たい人~)はーい!」 さらに、見るだけではありません。 (関西テレビ 堀田篤アナウンサー) 「…え?イルカ泳いでない?」 併設されているホテルでは、日本で初めてイルカと直接触れ合えるプールが設置されています。 ※小学5年以上など利用には条件があります 「うわー、こんなことできちゃう。すごいツルツル!」 「おお~」 さらに、イルカと一緒に泳げる夢のような体験もできるんです! ※体験時はライフジャケットの着用が必要です 「速い速い!」 ホテルの中もスマシーならではのこだわりが…客室の広さを29平方メートル以上にするなど、インバウンドを見据え、国際標準に合わせているのです。1人6万円からの最高級の部屋も…。 (関西テレビ 堀田篤アナウンサー) 「広い、水槽があります。部屋でも水族館気分が味わえると。セレブですね」 他では味わえない「非日常」を提供するスマシー。年間200万人の来場を見込んでいて、今後の神戸の観光戦略にも大きな期待が寄せられています。 (神戸市経済観光局 観光MICE 出石直史担当部長) 「200万人以上の方が神戸に訪れるので(スマシーは)観光の核になると思っておりますし。昼はここで楽しんでいただいて夜は市内の三宮とかで楽しんでいただいてとにかく楽しんでいただくメニューを増やして宿泊につなげていきたい」 神戸の”観光の起爆剤”となるのか。今後が期待されます。
岡山放送