Netflix映画『パレード』長澤まさみ主演、死者と生者をつなぐ物語
【八雲ふみね:Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1173回】 【写真全15枚】長澤まさみ、坂口健太郎、横浜流星、森七菜、田中哲司、寺島しのぶ、リリー・フランキーといった豪華キャストが集結 ほか シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。 今回は、4月12日公開の『プリシラ』とNetflixにて独占配信中のNetflix映画『パレード』をご紹介します。
Netflix映画『パレード』 気鋭・藤井道人監督が描く、あの世とこの世の間
ここは、すでに亡くなってしまった死者の世界。自分の死を受け入れられず、生きている人に想いを残して“その先”に行くことができない人たちが集い、それぞれの会いたかった人を探す“パレード”を月に1度、行なっている。 『新聞記者』『最後まで行く』など多くの話題作を手がける藤井道人監督が、旅立ってしまった人から遺された人への愛を綴ったヒューマンドラマ。
主演の長澤まさみをはじめ、坂口健太郎、横浜流星、森七菜、田中哲司、寺島しのぶ、リリー・フランキーといった豪華キャストが集結。彼らが“パレード”をするシーンは幻想的で美しく、その切なくも優しい世界観に心が癒される。あなたにとって“大切な誰か”に思いを馳せずにはいられなくなる、壮大な物語です。
『プリシラ』 ビタースイートなシンデレラストーリーに隠された真実とは
2022年にエルヴィス・プレスリーの生涯を描いた映画『エルヴィス』が公開となり、日本でも話題となりました。今回ご紹介する『プリシラ』は、エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラ・プレスリーの物語。メガホンを取ったのは、映画監督、ファッション・アイコンとして世界の注目を集めるソフィア・コッポラ。14歳の時にスーパースター(=エルヴィス・プレスリー)と出会って恋に落ち、彼の人生へと足を踏み入れたプリシラの波乱の日々が、ソフィア・コッポラの独自の視点で紡がれていきます。
『プリシラ』のあらすじ
1959年。14歳のプリシラは、アメリカ人将校である父の転属によって、西ドイツで暮らしていた。外国での生活になじめず寂しさを覚えていた彼女は、ある男性と出会う。 彼の名は、エルヴィス・プレスリー。兵役のため、西ドイツに赴任してきたスーパースターにすっかり魅了され、彼女は初めての恋に落ちる。 やがて家族の反対を押し切って、エルヴィスの邸宅で一緒に暮らし始めるプリシラ。かつて体験したことがない華やかで甘美な世界に足を踏み入れた彼女にとって、エルヴィスの色に染まり、彼のそばにいることが何よりの幸せだった。 しかしいつしか、「自分の人生を歩みたい」という思いを抱くようになり……。