超満員だったのは? Jリーグ収容率ランキング4位。収容数は少ないけど…。国内最高の専スタは熱気が凄い
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
4位:柏レイソル 本拠地:三協フロンテア柏スタジアム(15,109人収容) 平均入場者数:12,070人 収容率:79.9% 柏レイソルは、2024シーズンのJ1リーグで収容率79.9%を記録し、Jリーグ全体で4位にランクイン。総観客数は229,338人となった。 2024シーズンのJ1を17位で終えて辛うじてJ2降格を回避した柏は、安定して集客1万人を超えた。1万人を下回ったのはシーズン中3試合のみで、第17節アビスパ福岡戦の8,198人を除く2試合は平日開催だったことを考えると、致し方ないところがある。 特に残留争いが過熱した終盤戦では高い集客数を記録。ラスト3試合はすべて13,000人を超え、第36節アルビレックス新潟戦では14,472人が来場し、収容率95.8%を記録した。 スタジアムの満員度がリーグトップクラスの柏だが、観客数そのものはリーグで多い部類には入らない。「三協フロンテア柏スタジアム」の収容可能人数が15,109人とJ1最少であることが大きな理由だ。それでも、このスタジアムはピッチと客席が近い構造が特徴で、収容率80%近い観客動員が独特の熱気と臨場感を生み出している。 特にゴール裏の「柏熱地帯」は、クラブカラーである黄色一色に染まり、チームを後押しする力強い応援が展開される。ここ2シーズン、柏がJ1残留を果たせたのも、この熱いサポートが大きく影響しているだろう。
フットボールチャンネル