プロ表明した吉田輝星の1位指名は何球団?そして成功の可能性は?
1位指名は3球団?
吉田は、甲子園大会の終了後に「巨人が好きだ」と発言して注目を集めていた。 この日も、改めて「その気持ちに変わりはないか?」と質問されたが、司会を務めていた学校関係者が、「大変失礼ですが、特定の球団に関する質問はご遠慮ください」とストップ。「吉田選手の中で、心の中にはある球団はあるのか?」と言い直された質問に対して「プロの世界に入れるのであれば、チームは関係なく、しっかりと自分が、どのチームに行っても努力しようと思ってます。自分次第だと思うんですが、野球に全力で取り組める場所に行きたいと思います」と、全球団OKの姿勢を明らかにした。 プロ入り表明を受けて各球団のスカウトのトップは揃って「1位指名候補」という高い評価を与えた。“逆指名”を受けていた巨人は、原辰徳監督の就任で、根尾へと方向転換するなど、まだ「吉田1位」を公言している球団はないが、広島、横浜DeNA、日ハム、ヤクルト、オリックス、阪神などが1位指名を検討しており1位で競合することは間違いないだろう。 片岡氏の読みは3球団。 「何十年に一人のショートの根尾がいるために、そちらに多くの球団が流れる可能性が高く、吉田の1位指名は3球団程度になるのではないか。高校生としては、即戦力に近いとも思うが、各チームの事情は“大学、社会人の即戦力”“いや野手が欲しい”と違ってくるので、最終的にはそれくらいの数に落ち着くのではないかと見ている。どの球団も何球団が集まるのかの情報をギリギリまで探りながら最終決断をすることになるだろう」 そして、古巣のヤクルトに対して「ヤクルトの補強ポイントは投手。将来のエース候補をぜひ取るべきで、人気、実力、将来性の3つを兼ね備えた吉田みたいな選手は、なかなか出てこない」と、1位指名を提言した。 では、吉田は1年目から結果を出せるのか。そして、将来的に成功することができるのだろうか? 吉田自身は、プロでの目標について「U-18で日の丸背負って苦い経験したので、もう1回日の丸を背負って、今度はそこで勝てるようになりたいと思います」と、侍ジャパン入りできるような日本を代表する選手になることを掲げた。