生田絵梨花、連ドラ初主演の教師役は「舞台と違う緊張感」 柳沢慎吾は裏話を暴露
生田絵梨花の異なる表情に注目
過酷な教育現場で奮闘するZ世代の教師が主人公の本作。学校と家庭で生田演じるりおの異なる表情が見られるのもポイントだ。学園長・山城陽子役の萬田は「今日初めて生田さんに会った感じ。撮影中は笹岡先生だったので、あ、そういう女性だったんだと。生徒の皆さんが先生を褒めてくれると、学園長としてなんだかうれしい」と顔をほころばせた。 反対に、りおの母・奈緒を演じる田中は、生田に教師の印象がないと語る。「私は悩みを持った今の女の子の代表みたいなりおちゃんしか知らないので、生徒の話を聞いて『あ、先生やってたんだ』って。現場の雰囲気が本当に良くて、(生田は)カリカリせず、穏やかで主役にふさわしい器の大きい子だなと思いました。家族に大切な話をしてくれるシーンで、そこにはない『こうだったの』からのスタートだったんですけど、(生田から)内容を両親にちゃんと言いたいから、アドリブでいいので言わせてほしいと頼まれたんです。本人の口から言ってくれるのはありがたかったし、こんなふうに言ってくれたら、この後の芝居はこんなに変われるんだと感動した」と演技への取り組みを称賛し、父・秀樹役の高橋も同意していた。 会見では現役教師からキャストへの質問も。教職の素晴らしい点について、生田は「先生方もプライベートの悩みやすごい業務量を抱えているけど、生徒の前に立つときは、先生として必死に頑張って、生徒を一番に考える姿勢が素晴らしいと思いました。そんな先生方を一人にさせてしまわないように。私も生徒のときは、教室で見る先生が全てだと思っていたんですけど、先生も一人の人間なんだということを心に持っていられたら、少しでも助けになるかなと思いました」とエールを送った。 最後に、生田から「このドラマが先生方に届いてほしいのはもちろんですが、私自身もりおを演じることですごく身近に感じたり、問題が起きたときに自分だったらどうするだろうと考えました。個性豊かな登場人物の変化や成長も、楽しみながら見届けてほしいです」と呼びかけて締めくくった。
石河コウヘイ