センバツ広陵・呉 選手紹介/2 広陵・秋山功太郎捕手/呉・秋山達紀捕手 /広島
<第91回選抜高校野球> ◇投手経験生かし配球 広陵・秋山功太郎(あきやま・こうたろう)捕手(2年) ソフトボールの遠投で81メートルを記録し、小学6年の時、岡山県内で開かれた大会で1位になった。中学時代は投手だったが、1年の秋に捕手へコンバートされた。 幼い頃から2人の兄とキャッチボールに親しんだ。「生涯一捕手」の言葉で有名な野村克也さんや、達川光男さんら元プロ野球の名捕手の著書を愛読し、「投手経験を生かした配球がしたい」と甲子園に思いをはせる。 中井哲之監督が「嫌われ役になることを恐れない」と評価し、昨年11月から主将。広陵OBで、カープの中村奨成捕手に憧れる。岡山市立足守中学出身。 ◇試合をコントロール 呉・秋山達紀(あきやま・たつき)捕手(1年) 「自分が試合をコントロールできる」と、捕手にやりがいを感じる。新チーム結成当初はエース・沼田仁投手がサインに首を振ることも多かったが、「最近は呼吸が合ってきた」と自信を深める。 遠投100メートルで、肩の強さに定評がある。小学2年の時ソフトボールチームに入った。最初は遊撃、三塁を守り、4年で捕手に指名された。「投手の速球を捕れるのは僕しかいなかった」 きれい好きで、部屋の机の中はいつも整頓し、ベースが土で覆われると自然に手ではく習慣がついた。将来の目標は体育教諭。呉市立広中央中学出身。