【フォーミュラE結果】ニッサンのローランドがミサノの第6戦で今季初優勝! しかし翌日はトップ快走からリタイアの悲劇
電動モータースポーツの最高峰であるフォーミュラE。第6戦と第7戦の舞台は、パーマネントサーキットであるミサノ。ダブルヘッダーとして行われたこのラウンドでは、1レース目をニッサンのエース格であるローランドが制した。2レース目もトップで最終ラップを迎えたが、まさかの結末が待っていた。FIAフォーミュラE世界選手権は4月13日~14日、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで今シーズン第6戦、第7戦のミサノE-Prixを開催。第6戦はニッサン・フォーミュラEチームのオリバー・ローランドが、第7戦はタグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチームのパスカル・ウェーレインが優勝した。 【関連画像】超接近戦が展開されたミサノラウンド 第6戦と第7戦はひとつの週末に2戦を実施する“ダブルヘッダー”として行われた。 13日の第6戦は混沌とした展開。序盤からほぼ全車両が接近戦を繰り広げ、多くのマシンが接触によりダメージを負った。 そんななか、レース中盤にトップに立ったのはポルシェのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタだった。13番グリッドスタートながら優れたペースを発揮しポジションを上げてきたダ・コスタは、終盤にローランドと激しい攻防を繰り広げ、28周の乱戦の末にトップチェッカーを受けた。しかしレース後、ダ・コスタのマシンに技術規定違反が見つかり失格に。2位としてチェッカーを受けたローランドが繰り上がり、今シーズン初勝利を手にした。 2位には昨季の王者であるアンドレッティ・フォーミュラEのジェイク・デニス、3位には前戦東京E-Prixを制したマセラティMSGレーシングのマキシミリアン・グンターとなった。 第6戦続き、順位が目まぐるしく変わっていくレースとなった14日の第7戦では、最終ラップにどんでん返しが見られた。 ファイナルラップを迎えた時点でトップに立っていたのは、10番グリッド発進のローランド。ローランドは後続に1秒以上の差をつけ、2連勝に向け快走していたが、ターン5付近で突如スローダウン。これで2番手でローランドを追っていたウェーレインが労せず首位となり、そのまま今シーズン2勝目を挙げた。 2位は2戦連続でデニス、3位はジャガーTCSレーシングのニック・キャシディとなった。 ローランドは結局、チェッカーを受けることができず。周回数のカウントに誤りがあったことにより、最終ラップで電欠に見舞われることになったという。 次戦の今シーズン第8戦モナコE-Prixは、4月27日に開催される。 FIAフォーミュラE世界選手権 シーズン10 第6戦ミサノE-Prix 決勝結果 FIAフォーミュラE世界選手権 シーズン10 第7戦ミサノE-Prix 決勝結果 FIAフォーミュラE世界選手権 シーズン10 ドライバーズランキング FIAフォーミュラE世界選手権 シーズン10 ドライバーズランキング
MotorFan編集部