「未払い代金払えば訴訟解除」NTTかたる電話でネット口座のパスワードなど教え2200万円詐欺被害=浜松市中央区
11月中旬、浜松市中央区に住む50代の男性が、NTTの職員をかたる男などに、約2200万円をだまし取られました。警察は架空料金請求詐欺事件として捜査しています。 警察によりますと、11月中旬ごろ、男性の携帯電話に音声ガイダンスで着信があり、その後、NTTの職員をかたる男から「インターネットの複合サイト契約料について1年分の未払い料金の督促が来ている」「未払い代金を払っておけば、訴訟は解除される」と電話があり、示談金としてコンビニエンスストアのATMで約30万円を振り込みました。 その後、他にも2件の訴訟が起こされていると電話があり、男性は、言われるがままに自分の口座のインターネットバンキングのIDやパスワードを教えました。 また、日本サイバー犯罪をかたる男から別の電話もあり「あなたのIPアドレスを利用した犯罪で被害に遭った可能性がある人たちがいる」「8000万円の訴訟を起こそうとしている」などと言われ、指定された口座にコンビニのATMを使って、約50万円を振込ました。 この時点で、男性は不審に思い、日本サイバー犯罪をかたる男に電話をしましたが、あいまいな答えしか返ってきませんでした。 その後、自分の口座を確認したところ、残高全額を他の口座に振り込まれいて、最終的に全額で約2200万円をだまし取られたということです。 警察は、「身に覚えのない料金の請求についての話が出たら、詐欺を疑って、必ず家族や警察に相談して下さい!」と注意を呼びかけています。
静岡放送