何気ない飼い主の行動が原因に?犬の老化を早める飼い主のNG行動3つ
シニア犬は徐々に老化が進んで体のさまざまな機能が低下していくといわれていますが、愛犬と過ごす何気ない行動や習慣が犬の老化を早めてしまうことがあるそうです。 【画像】おやつのおねだりでこちらを見つめるミニチュア・ダックスフンド では、人のどのような行動が犬の老化につながってしまうのでしょうか? 「犬の老化を早める飼い主のNG行動」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬の老化のサイン
シニア犬は老化によって体にさまざまな変化がみられるようになります。 たとえば、 ・毛の色が白くなったり抜け毛が増える ・筋肉量が減る ・太りやすくなるまたは痩せてくるなど体重に変化がみられる ・疲れやすくなる ・目が白くなる ・視覚や聴覚などの感覚機能が衰える などは老化によって起こる犬の体の変化といえます。
何気ない生活習慣が犬の老化を早める可能性も
老化によって起こる犬の体の変化は徐々にみられていきますが、普段の生活習慣によって老化を早めてしまうことも考えられます。 では、ここからは犬の老化を早めてしまう可能性がある生活習慣や飼い主さんの行動についてみていきましょう。
犬の老化を早める飼い主のNG行動①「不適切な食事管理」
愛犬の食事はしっかり管理できていますか? 食事管理は犬の健康に大きな影響を与えます。食生活が悪かったりバランスの悪い食事を与えるなど不適切な食事管理によって筋肉量の低下を招いたり、内臓や循環器に負担がかかることで犬の老化を早める可能性があります。
犬の老化を早める飼い主のNG行動②「ストレスを与える」
愛犬にストレスサインはみられませんか? 犬がストレスを感じる生活習慣は病気の原因となることもあります。 犬が慢性的なストレスを感じることによってコルチゾールというホルモンの分泌が増えると免疫システムが低下し、細胞へのダメージを増加させるなど犬の老化を早める可能性があります。
犬の老化を早める飼い主のNG行動③「コミュニケーション不足」
愛犬の体に触れたり話しかけるなど積極的にコミュニケーションをとっていますか? 飼い主さんとのコミュニケーション不足によって犬の脳への刺激が不足したり運動量が減ることによって、認知機能や筋力の低下が起こるなど犬の老化を早める可能性があります。 犬の老化を避けることはできませんが、愛犬への接し方やお世話の仕方を工夫することで、愛犬と過ごす時間をより長く、より充実させることができる可能性があります。参考にしてくださいね。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生) 取材・文/maki ※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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