朝ドラ『虎に翼』第86回(7月29日)・寅子(伊藤沙莉)、放火事件の裁判の傍聴席に座る小野(堺小春)の姿に気付く
激動の昭和、戦後の日本で女性初の裁判官となったヒロインが法曹の世界で奮闘する姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。「七人の子は生すとも女に心許すな?」と題する第18週(7月29日~8月2日放送)では、ある放火事件をきっかけに、寅子の周囲の人々が抱えている過去が明かされていく。 【写真】傍聴席である人物に声をかける小野(堺小春) ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)とその娘・優未(竹澤咲子)の姿を目にした弁護士の杉田(高橋克実)がいきなり号泣した第86回(7月29日放送)。実は、杉田は昭和20年(1945年)の長岡空襲で娘と孫を失っていたのだった。 そんななか、新潟ではある放火事件が発生し、火災があったスマートボール場の経営者である朝鮮人の金顕洙(許秀哲)が逮捕される。寅子は、その裁判の傍聴席に新潟地家裁・三条支部の事務員である小野(堺小春)が座っていることに気付き・・・。 本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士であり裁判官となった一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。