草刈民代 意外過ぎる愛車歴を初披露 50歳で運転免許を取得した理由とは
BMWが初マイカーとなった意外な理由
こうして運転免許を取得した草刈さんの最初の愛車は、BMWの初代「X1」だったという。 「うちは両親と3姉妹の世帯が同じマンション内にあります。ある時、母がクルマを買い替える時、3番目の妹が『BMWのX1が格好いい』と勧めたので、母はそれに決めたのですが、実際に乗ってみるとハンドルが重くて、『私が乗るようなクルマじゃない』と、だんだん乗らなくなってしまって……それからしばらくして私が免許を取ったのですが、そのクルマを借りて毎日のように運転の練習させてもらいました。それで結局、そのクルマを譲ってもらうことにしたのです」 草刈さんが運転したBMW X1は、2009年に発表された第1世代。X1というネーミングからしてBMWの「1シリーズ」をベースにしたSUVかと思えば、さにあらず。初代X1は、E90と呼ばれた「3シリーズ」をベースにしていたのだ。2760mmというホイールベースは、E90型3シリーズのセダン/ツーリング(ステーションワゴン)と共通だった。3シリーズをベースにするだけに、BMWがxDriveと呼ぶ4駆モデルもラインナップしたけれど、ベースグレードの駆動方式はFR(後輪駆動)だった。デビュー当時の資料には、全高が1545mmに抑えられているので、一般的な立体駐車場の高さ制限1550mmをクリアするとある。 「なるべく早く運転に慣れたいと思いまして、1日2時間から3時間、初めの1ヶ月は毎日乗るようにしました。用もないのに横浜まで往復したり、数日後に行くことになっている遠くのロケ場所まで行ってみたり、晴海埠頭にも何度も行きました。そんなことをしていて、帰って来て駐車場にクルマを停めたら知らない間に眠っていた、なんてこともありました。やっぱり緊張していたんでしょうね。バレリーナ時代は『稽古が全て』という感じでしたので、何をやるにも練習練習。家族みんなに呆れられながら(笑)。でも、このビーエムはすごく気に入って、8年間乗りました。走行距離も、8万kmくらいまでいったはずです」