【スポニチ厳選! 25年西日本のドラフト候補】Honda鈴鹿・川原嗣貴 「圧倒的な投手」目標
まさかの指名漏れから、注目選手にまで成長した社会人投手がいる。Honda鈴鹿の最速152キロ右腕・川原嗣貴(20)だ。大阪桐蔭(大阪)で3年春にチームを選抜優勝に導き、同年夏には高校日本代表に選出。輝かしい実績がプロ入りには結びつかなかったものの、社会人野球の強豪に進んで貴重な経験を積んでいる。 「ドラフト会議のその日に“即戦力でプロに行く”という気持ちが芽生えてきました」 大阪桐蔭の西谷浩一監督から「おまえは絶対にプロに行かないとあかん選手や。どこを(進路に)選ぶのか楽しみ」と伝えられ、3年後のドラフト1位を目指して社会人へ。入社から体重13キロ増の96キロとスケールアップし球威が増した。「社会人といえば川原といわれるぐらい圧倒的な投手に」。悔しさを晴らす準備はできている。 ◇川原 嗣貴(かわはら・しき)2004年(平16)6月30日生まれ、大阪府吹田市出身の20歳。幼稚園年少時にポルテで野球を始め、小3から千里丘イーグルス。中学では北摂リトルシニアに所属。大阪桐蔭では2年春からベンチ入りし、3年春に背番号10で選抜優勝に貢献。1メートル89、96キロ。右投げ左打ち。