猛暑で子連れの移動が大変なので、ダイハツの「タント」の購入を考えています。小回りがきく軽自動車を考えているのですが、年収400万円では“維持費”が厳しいでしょうか?
近年の異常気象の影響もあり、夏は暑さが、冬は寒さが厳しい日が増え、子連れの場合だと荷物も多くて外出時に移動するのが大変なケースもあるのではないでしょうか? ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた! だからといって毎回「暑さや寒さが厳しいから外出を控える」のは現実的ではないでしょう。このような事情もあり「やはり空調が効いて荷物が積める車があると便利」と考える人も少なくないでしょう。 本記事では、そういう人が小回りの利く軽自動車「ダイハツのタント」を新車で購入する場合、初期費用やガソリン代、駐車場代などの維持費は月平均でいくらかかるのか解説します。
タントを新車で購入するといくらかかる?
小柄でありながら上質さも失わず、洗練されたデザインも特徴的なダイハツのタントは幅広い層に人気な車の1つです。さまざまなシーンを想定した全方位型の安全装置を搭載しており、運転が苦手な人でも不安やリスクを軽減できるのもうれしいポイントです。 タントは、通常グレードだけでなく「カスタムRX」「カスタムX」などのカスタムバージョンもあります。通常グレードは「Xターボ」と「X」「L」の3種類があり、グレードによって装備や燃費、価格などが変化します。 通常グレードの「L」の2WDモデルを選び、ボディーカラーやオプションもつけない場合の見積り価格は141万3710円です。見積り価格には車両本体価格、自動車重量税、自賠責保険料が含まれています。 実際にはカーナビゲーションやオーディオ、そのほかディーラーやメーカーオプションを必要に応じて追加するケースもあるため価格はさらに上がることも考えられますが、グレードによっては150万円前後で新車を手に入れられるのは軽自動車の魅力の1つといえるでしょう。
毎月発生する維持費も無視できない
今回のタントに限らず車を購入すると毎月維持費がかかるため、家計に与える影響を考慮する必要があります。ガソリン代や駐車場代、自動車保険料、車検やオイル交換等の定期的なメンテナンスだけでなく、故障時に発生する修理代なども想定して対策することをおすすめします。 ソニー損保の「2023年全国カーライフ実態調査」によると、1ヶ月あたりの軽自動車の維持費平均額は1万1000円となっています。金額だけみると「あまり高くないから大丈夫」と思うかもしれませんが、これには税金や高速道路料金、ローン返済は含まれていません。 ガソリン代や駐車場代は地域によって金額が大きく異なることが珍しくなく、駐車場代は都市部だと1万円から3万円近くすることもあります。子育てをしている世帯では、夫婦それぞれの実家に帰省することもあるでしょうが、車移動だと高速道路料金の負担が増える可能性があります。 それぞれの生活環境によって毎月の維持費は変化するため、車を購入するとどのようなライフスタイルになるのかを事前に考えておきましょう。