ハリス副大統領、中絶の権利訴え ミネソタ州の産婦人科医院を視察
【ワシントン共同】ハリス米副大統領は14日、人工妊娠中絶の権利擁護を訴えるキャンペーンの一環として、中西部ミネソタ州の産婦人科医院を視察した。11月の大統領選で政権奪還を狙う共和党が中絶の制限を進めていると批判し、改めて争点化を図った。ハリス氏の事務所はAP通信に対し、現職の副大統領が産婦人科を視察するのは初めてだと説明した。 ミネソタ州は民主党のワルツ氏が知事を務める。同州では中絶を禁じておらず、視察した産婦人科も中絶が制限されている周辺の州から患者を受け入れている。ハリス氏は医療従事者らと意見交換し、米国が生殖の自由を巡って「深刻な危機に直面している」と強調した。
