有働由美子アナ「あさイチ」降板 後任の近江友里恵アナは重責担えるのか?
NHKの有働由美子アナウンサーが3月いっぱいで朝の生活情報番組「あさイチ」を降板することが報じられて以来、身辺が何かと騒がしくなってきたようだ。10日朝の同番組冒頭では、笑顔ながら週刊誌の直撃取材にチクリと苦言を呈する一幕もみられた。また、後任には近江友里恵アナの名前があがっているが、ポスト有働の重責を担うことができるのか?
いまや「あさイチ」の名物ともいえるのが、番組冒頭でMCの有働アナとV6の井ノ原快彦が直前に放送される朝ドラの感想を述べ合ういわゆる”朝ドラ受け”。10日は「わろてんか」で高橋一生演じる青年実業家・伊能のもとへ、プライバシーに関する内容をマスコミ関係者が電話で直撃質問するシーンが話題になった。 「あの時代から週刊誌って突撃取材ってあったんですねって話をしようと思ったら……」と切り出した有働アナ。「何かあったんですか?」とたずねる井ノ原に、「今朝も(記者に)来られて」と吐露した。ご近所からも嫌われてしまうと困惑する有働アナ、井ノ原も「また来たのか! 来るんじゃないよ、家まで!」と援護射撃をしていた。 「あさイチ」出演のため、有働アナが自宅を出るのは午前4時~5時ごろと推測されるが、まだ外も暗い時間から記者が待ち構えていたのだろう。それだけマスコミ的にも関心度の高い番組とアナウンサーといえるが、あくまでもNHKの職員であるアナウンサーとしては、追う側の気持ちや事情も一定の理解はできるものの、タレント並みの直撃取材はさすがにかんべんして欲しい、というのが正直なところか。 有働アナはニューヨークで3年間特派員を務めて帰国後の2010年春から「あさイチ」を担当。約7年間に渡ってお茶の間に笑顔を届けてきた。安定感のあるアナウンス力と自然体で気取りのない人柄が好感度を高めてきた。「好きな女子アナランキング」でも常に上位をキープ、一昨年は大河ドラマ「真田丸」のナレーションなどでも注目を集めた。しかし、毎朝早くからの勤務が7年続き、それだけでなく本番終了後にほかの番組の仕事が入ることもあるわけで、疲労がたまってきているのも否めないところだ。降板も、有働アナから申し出たといわれる。本人としては、やりきった感があるのではないだろうか。