九州電力Aが伸び伸び剣道で3連覇達成 絶対的大黒柱抜けてもチーム一丸 九州実業団剣道大会・団体
剣道の第58回九州実業団大会(西日本新聞社など主催)は6日、福岡市の照葉積水ハウスアリーナで行われ、5人制点取り方式の団体は九州電力Aが西日本シティ銀行Aを決勝で破り、3大会連続9度目の優勝を飾った。 ■「日本一可愛い剣道女子」が〝秘湯ショット〟【写真】 3年連続で同じカードとなった団体決勝は、九州電力Aが3連覇の重圧をものともせずに競り勝った。先鋒の松尾倫太郎(26)が面で1本勝ちすると、次鋒以下の4人は手堅く引き分け。主将兼中堅の平井仁志(31)は「みんなで伸び伸びと目の前の試合に全力を出し切ることができた」と笑った。 九州電力が2021年に全日本実業団大会を初制覇した時の主軸で、昨年までAチームの大将を務めた西村龍太郎(34)が世代交代のため今季からBチームに回った。絶対的な大黒柱が抜けた穴を埋めようと、平井は「みんなで固まって試合に臨もう」とメンバーに呼びかけ、コミュニケーションを強化した。 堅実ながらしっかりポイントを奪える松尾を先鋒に、攻撃に特化した秋山健太(27)を大将に据えるなどオーダーも変更。今年9月の全日本で8強入りして敢闘賞を獲得し、その勢いで九州でも3年連続の頂点に立った。 次の目標はもちろん、実業団日本一の奪還だ。平井は「トップチームだけでなく若手も一丸となり、先輩方のサポートも得ながら優勝を取りに行きたい」と、気合十分に語った。(山崎清文) #OTTO玉竜旗情報
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