ド軍「最有力」のはずが…争奪戦に発展か 打点2位のFAアダメズ、“人気急騰”のワケ
アダメズは今季161試合に遊撃で出場も…三塁コンバートも受け入れるという
ブルワーズからFAとなったウィリー・アダメス内野手。移籍先としてドジャースが有力視される中、ここにきて“人気”が急上昇している。米メディアによると、三塁コンバートも受け入れる意向のためヤンキース、フィリーズ、レッドソックスも参戦する可能性があるという。 【動画】英語話す真美子夫人が「素敵だなぁ」 大谷の背後で行われていた同僚妻との会話 29歳のアダメスは今季161試合に全て遊撃手として出場。打率.251、32本塁打、112打点、21盗塁、OPS.794をマーク。打点はドジャース・大谷翔平投手の130に次いでリーグ2位だった。通算880試合で打率.248、800安打、472打点、51盗塁を記録している。 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は10月31日(日本時間11月1日)にフィットする球団としてドジャース、ブルワーズ、ブレーブスを挙げ、「ドジャース入団が最有力とみている。(ドジャースの)アンドリュー・フリードマン編成本部長はレイズGM時代、何年か彼と一緒に戦ったし、大のお気に入りでもあった。しかも、ドジャースの三遊間に完璧にフィットするだろう」と伝えていた。 その後スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は今月20日(同21日)、「ドジャースと7年1億8900万ドル(約291億円)」と予想した上で、「ナ・リーグ西地区のドジャースかジャイアンツに移籍するのは間違いようだ。(ドジャースが)獲得すれば、ベッツを外野にキープできる」と指摘。FAとなったテオスカー・ヘルナンデス外野手の去就は不透明で、ムーキー・ベッツ内野手をコンバートさせた場合、「複数のテコ入れが必要となる」と報じていた。 そして、米全国紙「USAトゥデイ」は25日(同26日)、ボブ・ナイチンゲール記者による記事を掲載。同記者は「レッドソックスは球宴に出場したFAのウィリー・アダメスに強い関心を示している。彼は三塁コンバートを容認する意向を示している。レッドソックスも面会を予定しており、三塁を守るラファエル・デバースのコンバートも協議している」と伝えた。アダメスはこれまで、メジャーで三塁を守った経験はない。フィリーズに関して「もし(正三塁手の)アレックス・ボームをトレードで放出すれば、(FAの)アレックス・ブレグマンかウィリー・アダメスの獲得競争に参戦して、(アダメスを)コンバートさせるだろう」と占った。 さらにヤンキースにも可能性があるという。FAとなったフアン・ソト外野手と再契約できなければ、バックアッププランとしてFAとなっているアダメス、ブレグマン、クリスチャン・ウォーカー内野手のいずれかを「獲得するかもしれない。(アダメスかブレグマンを)獲得した場合、ジャズ・チズムを二塁にコンバートさせるつもりだ」と報じている。俄然“人気物件”になった29歳。新天地はどこになるだろうか。
Full-Count編集部