ジオラマ、写真展…「木次線も芸備線も苦境にある。魅力を広く発信したい」両線ともにPR 広島県庄原市で鉄道イベント 広島カープロゴのラッピング列車も登場
JR木次、芸備両線が通る広島県庄原市西城町のショッピングセンターでこのほど、両線の魅力をPRする鉄道イベントがあった。ジオラマや写真の展示、沿線にある道の駅の名産品販売などを通じ、鉄路の利用促進を図った。 【図表】JR西 「木次線のあり方」奥出雲町など沿線自治体と協議の意向 丸山知事「廃止前提であれば応じられない」
官民でつくる両線の「利用促進協議会西城地域チーム」が、町内にある芸備線の備後西城駅開業90周年記念で企画した。 同チームと親交のある鉄道愛好家が作製したという、備後西城駅周辺の街並みを再現したジオラマ(長さ約130センチ・幅約90センチ)を展示。プロ野球広島カープのロゴマークやキャラクターをあしらった模型のラッピング列車を走らせた。 両線沿線の豊かな自然と車両を収めた写真30点も展示した。木次線に近い道の駅奥出雲おろちループ(島根県奥出雲町八川)で販売する仁多米や奥出雲町産エゴマ入りの煎餅、ポストカードなども売り出した。 チームに加わる西城町観光協会の岡崎優子事務局長は「木次線も芸備線も苦境にある。両方が走る地域として魅力を広く発信したい」と話した。