那覇市立病院 洗浄不足の医療器材で診療行う
沖縄テレビ
那覇市立病院は2024年8月、診療などに使う一部の医療器材に洗浄不足があったことを明らかにしました。病院側は洗浄不足の器材を使用して手術や診療を行った患者に説明会や血液検査を実施することにしています。 那覇市立病院は10月8日午前10時に会見を開き、2024年8月26日から29日までの4日間、診察や手術などに使用するピンセットやハサミなどの医療器材の洗浄不足が生じたと発表しました。3台の洗浄器のうち1台で洗浄タンクとつながるチューブがはずれ、洗剤が注入されていなかったもので、その後のチェックで「洗浄不良」の反応が出ていたにもかかわらず、職員が見落としたことが原因だとしています。洗浄不足の器材が使用された期間は8月26日から30日までの5日間で、対象の患者は手術で17人、診療で170の計187人にのぼり、病院側は患者に郵送で連絡したということです。 那覇市立病院は洗浄後に滅菌する工程もあるため、感染症などのリスクは低いとしていますが、10日から5回にわたり、対象の患者に説明会を実施するほか、希望者には血液検査を実施したいとしています。
沖縄テレビ