よい新年を迎えるために 栃木県内でしめ飾り作り続く
新年の玄関などに飾るしめ飾り作りが、栃木県内で最盛期を迎えている。 本県に四つの工場を構える「秀〆(ひでしめ)」(本社・長野県飯田市)は、全国のしめ飾りを手がける。海外生産も含め各地の風習に合わせた約千種計150万個を生産し、ホームセンターやスーパーなどに出荷している。 【動画】新年用しめ飾り作りの様子を紹介 宇都宮市金田町の上河内工場では10日、従業員ら25人が九州向け商品の仕上げ作業を行った。羽を広げた鶴がモチーフのしめ縄に、ダイダイやユズリハなどの縁起物を丁寧に取り付けていった。 営業部富塚昭一(とみつかしょういち)課長(57)は「よい新年を迎えられるよう、一つ一つ丹精込めて作っている。今年は先勝の27日午前と友引の28日に飾り始めるのがお勧め」と話した。作業は25日ごろまで続く。