【体操】橋本大輝、技数減のルール変更に持論「負担が減れば一番いい、選手の寿命も伸びるので」
パリオリンピック(五輪)体操男子団体で金メダルを獲得した橋本大輝(23=セントラルスポーツ)が、来年からの大幅なルール変更について見解を示した。 28日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開。25年から跳馬以外の種目で技の数が10から8に減ることについて「負担が減れば一番いいのかな」と言及。「そうなるとやっぱり選手の寿命も伸びるので、長く体操ができる幸せもある。一番は楽になるんじゃないか」と持論を説いた。その一方で、技数の減少により「1つの失敗で大きく順位が左右されるので、精神的なところにもくる」とし「そうするとやっぱり体的にもしんどくなるかなって」とマイナス面を分析。その上で「今はやってみないとわからない」とし、「自分がやっていて気持ちいいと思う演技が模索できたら」と、これからも自然体を貫くとした。 パリ五輪では悲願の団体王者の栄冠を手にした一方で、右手中指の負傷の影響もあり、個人総合は6位に終わった。「目標達成できたところもあれば、達成できなかったところもあるので、東京オリンピック同様、ちょっと悔しい気持ちが強い。本当に満足の1年とは言い切れない」と、反省を口に。目指すことを決めた3度目の大舞台となる28年ロサンゼルス五輪へは、「さらに成長していけるように、練習をとにかく頑張りたい」と誓った。