“戦争遺構”と“観光地”を巡る旅「明るいダークツーリズム」 名古屋の大学生が考案 若い世代が伝える“戦争の記憶”
そこで、学生が考えた戦争の新たな伝え方「明るいダークツーリズム」を、平和を考えるイベントで発表してみることにしました。果たして、受け入れられるのでしょうか…。
発表を聞いた高校生に話を聞いてみると、「戦争って重い感じに聞こえちゃうから、もっと気軽に話せるようになったらいい」と、「明るいダークツーリズム」の考えに共感しているようでした。
一方、戦争をよく知る世代にはどう映ったのでしょうか。イベントに参加していた人に意見を聞いてみると、「観光化っていうのはちょっと抵抗あるけど、知るっていうことは大事」「戦争は始まったらなかなか終われないものだし、知るためのダークツーリズムという考え方はすごくいいと思います」と、理解を示してくれました。 悲劇を繰り返さないためには、若者たちの感覚で戦争を語り継ぐことも必要です。名古屋の大学生が考えた「明るいダークツーリズム」。彼女たちの試みは、まだ始まったばかりです。