阿部監督「みんなの強い気持ちがすごく見えた」 巨人堅守連発で守り勝つ 8度目の2得点での勝利
◆JERA セ・リーグ 巨人2―1DeNA(14日・富山) 巨人がDeNAを下してリーグ一番乗りで20勝に到達し、敗れた阪神に代わって再び単独首位に立った。 守り勝った。初回2死二塁、中堅・オコエが牧のライナーを前進してダイビングキャッチ。2回2死満塁では左翼・長野が蝦名の左中間の飛球をスライディングキャッチして失点を阻止した。山崎伊もチームも救うビッグプレーだった。 外野手の好守の裏には緻密(ちみつ)な準備があった。特に2回の打者・蝦名の場面は長野があらかじめ定位置より左中間に寄っていた。亀井外野守備走塁コーチは「いいプレーだった。もうデータ通り。レフト線は捨てていいと言ってあるから。チョー(長野)さんもしっかり守ってくれていた。特徴というか(蝦名は)そういう打撃だから」と絶賛。オコエについても「ナイスプレー。落としてたら1点だったし、集中して守ってくれた」とたたえた。 中盤以降も二塁・吉川のジャンピングスローなど堅守で1点差を守り切った。「なかなかポンポン打てるものでもないし、先制したからには、というみんなの強い気持ち、何とかその点数を守り切る意識がすごく見えた。みんな必死にやってくれた」と阿部監督。今季20勝目で、1点差勝利が8度目、2得点での勝利も8度目。接戦に強い阿部野球で富山のファンに白星を届けた。(片岡 優帆)
報知新聞社