甲子園歴史館、リニューアルオープン 「聖地」さらに躍進 野球の魅力堪能できる場に /兵庫
◇「始まりの一球」や体験コーナー 高校野球やプロ野球・阪神タイガースなどの資料を展示する甲子園歴史館(西宮市)が3月3日、リニューアルオープンした。これまで阪神甲子園球場の外野エリアに設けられていたが、球場内に加え南側に新たに開業した商業施設「甲子園プラス」にも展示を広げた。面積は従来の1・25倍になり、体験コーナーなどが充実。野球ファンに限らず、プロを目指す球児にとっても、野球の魅力が堪能できる刺激的なスポットとなっている。【北村隆夫、写真も】 阪神が日本一、リーグ優勝をした各シーズンの戦いぶりや、永久欠番をはじめ名選手ゆかりの品を見ることができる。選手が実際に使用したバットやグラブに触れられるコーナーもある。 高校野球に関する資料や映像を通して歴史や伝統が感じられる。第1回全国中等学校優勝野球大会(現全国高等学校野球選手権大会)の第1試合で使用された試合球が「始まりの一球」として象徴的に展示されている。また記憶に残る22の名勝負が紹介され、新たに「100回記念大会の金足農業旋風」など7タイトルが加わった。 4月3日まで開催されていた「センバツ企画展2022」では、今春のセンバツ出場校のユニホームや昨年までに21世紀枠として出場した全58校の試合をパネルと写真で展示した。 午前10時~午後6時(11~2月は午後5時まで)。休館日は月曜(試合開催日、祝日を除く)、年末年始。入館料は大人900円、高校生700円、4歳から中学生まで500円。問い合わせは同館(0798・49・4509)。