「アンメット」9話ラストは14分間の長回し一発撮り!杉咲花&若葉竜也が好きなシーン&アドリブ明かす
なお、本作は毎話、杉咲と若葉の生々しい演技が「セリフなのかアドリブなのか」と話題を呼んでいるが、若葉いわく「アドリブっぽく見えるところほど、実は台本があって、台本にないアドリブは、わりとバレてないんです」とのこと。「そういったあたりの感想をみて、ニヤニヤしてますね。例えば、6話の『チクっとしますよ』というのは、台本通りです。あれは、何カットも撮った上で笑うタイミングとか、セリフの間とかしっかり作られた芝居として存在していて。逆に、3話の『ぶっ飛ばします。昨日ロッキー見たんで』、あれはアドリブですね。原作の中に、三瓶は、ロッキーが好きというくだりがあったので、頭にあって。その場でやってみて、そのシーンを撮影してから、スタッフさんがセリフとして“ロッキー”が使えるかを確認してましたね。台本では『あの野郎』だけでした。そういうシーンはたくさんあるので見つけてください。自分のお気に入りを探してくれたら嬉しいです」と視聴者に呼び掛けている。
また、三瓶先生がミヤビにもらったロールキャベツを食す際には右手だが(味わいたいから)、普段は左手で食事している(医者の鍛錬として)ことに、「演技が細かい」との声があるが、若葉は「一切説明もないのにそんな所に気づいてくれる人たちがいるなんて嬉しいですね」と喜びのコメント。「あれは別に誰に言われたわけでもないのですが、僕は利き手が右手なんですけど、勝手にやり始めましたね。原作にも三瓶が、普段は左手で食べるけど何かきっかけがあれば、右手で食べるという描写が少しあって頭にあったので、割と自然にやりはじめました。このシーンでは、左手、このシーンなら右手かなというのを自分の感覚でやっているという感じですかね。今はもう、左手で食べられるようになったんですけど、練習中は毎日家でも左手で食べるようにはしてましたね」と明かしている。
若葉は今後の展開について、「我々は9話のラストから10話、11話は1本の作品だと思っています。いろいろなものがうごめき出していきます」と予告している。