「革のバッグ」の寿命と捨て方、レザーバッグ専門店に聞きました!ランドセルはリメイクという道も
基本的は2~3カ月に1回のケアでOK!寿命の延ばし方
寿命を延ばすためには、正しいお手入れが大切です。レザーソムリエの村松さんに教えていただいた4ステップがこちら。各スプレーやクリームは3~4年は使えるため、意外とコスパも◎です。 1:ブラシをかけて、埃などの汚れを落とす。 2:クリーニング用レザーソープをクロスに付けて、汚れを拭き取る。 3:革が乾いたら、オイルクリームを少量ずつ取り、素早く塗る。 4:バッグ全体に、防水スプレーをかける(屋外で30cm以上離して噴射)。 レザーソープやクリームを使う時のポイントは、「少量を、うすくのばすこと」。ベタッと一部分に付けてしまうと、それがシミの原因になることもあります。また、レザーソープは汚れが目立つ一部分だけ使いがちですが、バッグ全体に使うことが大切。皮脂汚れなど、見えない汚れも取ることができます。 「スキンケアで例えると、レザーソープはメイク落とし、オイルクリームは保湿の役割。頻繁にケアする必要はなく、レザーソープやオイルクリームは2~3カ月に1度で大丈夫です。防水スプレーだけは2週間に1度の頻度でかけていただけると効果的です」(村松さん)
夏は要注意!日焼け止めや汗・皮脂汚れが大敵
基本的に、レザーバッグのお手入れは2~3カ月に1回のケアで問題ないのですが、例外として汚れがついた時は即座にお手入れするのが大切。特に夏は日焼け止めでレザーバッグが白くなってしまったり、汗・皮脂汚れがレザーに染み込んでしまったり、汚れがつきやすい季節でもあるのです。日焼け止めは放っておくと白いまま残り落ちにくくなるので、ついてしまったその日に先に紹介した方法でお手入れしましょう。 「日焼け止めや皮脂汚れが気になる時には、その状況に応じてお手入れすることをおすすめします」(村松さん) 意外とバッグに付着しがちで汚れのもとになってしまう日焼け止め、夏場は特に気を付けたいものですね。
ランドセルの汚れは中性洗剤を薄めたもので落とす
自分用のバッグだけでなく、汚れが気になるのが子どもの「ランドセル」。防水加工が施されている本革のランドセルは先にご紹介したお手入れは不要ですが、絵の具や墨など汚れてしまった時には水拭きもしくは中性洗剤を薄めたものですぐに落としましょう。 「それでも落ちない時には、防水加工のランドセルに使える『TSUCHIYA KABAN』の『皮革用クリーナー(1,650円)』を使うのもおすすめです。この強力なクレンザーは色落ちする可能性があるため、防水加工していないほかのレザーバッグでの使用は推奨できません」(村松さん)