<ザ・トラベルナース 最終回>ランサムウェア攻撃&患者の容態急変…ピンチの中、岡田将生“歩”が叫ぶ「医師もナースも関係ない!」
岡田将生が主演、中井貴一が共演するドラマ「ザ・トラベルナース」(毎週木曜夜9:00~、テレビ朝日系)の最終回となる第9話が12月19日(木)に放送される。 【写真】倒れためぐみ(若村麻由美)を助け起こす歩(岡田将生) ■岡田将生&中井貴一が医療現場を改革するナースを演じる 本作は2022年10月期に放送された同名ドラマの第2シリーズ。「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)シリーズの生みの親である中園ミホが脚本を務め、看護師コンビが患者ファーストで医療現場を改革していくさまを描く医療ドラマ。 手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」を持つ、一見感じが悪いがアメリカ仕込みの優秀なナース・那須田歩を岡田が演じる。そして、柔らか過ぎるほどの物腰だが、ここぞという場面では痛烈な一言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多きスーパーナース・九鬼静を中井が演じる。 ■「正しい医療、正しい働き方」を掲げる病院長に戦いを挑む 卓越したスキルと熱き哲学を持った“最強曲者ナース・コンビ”歩と静が、第2シリーズで雇われるのは、地域医療の中核を長年担ってきた基幹病院「西東京総合病院」。同院では前院長の汚職発覚を受け、「正しい医療、正しい働き方」を掲げるクリーンな若きカリスマ新院長が、働き方改革を中心とした組織変革に着手。タスクシェアや勤務管理の徹底、医療の見える化を次々と推し進めていく。その事が“患者ファースト”とは言えない状況を生み出し、歩と静はこのカリスマ新院長に新たな闘いを挑んでいく。 カリスマ新院長・薬師丸卓を山崎育三郎、看護部長を務めるベテラン看護師・愛川塔子に寺島しのぶが扮(ふん)するほか、同病院の医師としてマキタスポーツ、 渡辺大知、松本大輝が登場。さらに、ナース役で森田望智、野呂佳代、キム・ヒョンユル (Hi-Fi Un!corn)、安達祐実が出演する。 ■最終回あらすじ 最終回は―― ゆくゆくは自らの手で日本の医療を改革する――。この崇高な志を成し遂げるべく、過去には医療ミスを起こすも保身に走り、看護師・八木めぐみ(若村麻由美)に責任転嫁。晴れて西東京総合病院の院長に就任した後も、政治家・灰原和男(大和田伸也)と裏取引をするなど、クリーンな院内改革の裏で不正にも手を染めてきた薬師丸卓(山崎育三郎)。そんな薬師丸がとうとう制御不能の暴走に転じた。かねてより腕を買っていたトラベルナース・那須田歩(岡田将生)のみを病院に残し、目障りなスーパーナース・九鬼静(中井貴一)をはじめ現職ナースを一斉解雇したのだ。 その矢先、西東京総合病院がランサムウェア攻撃を受ける非常事態が発生。 医療システムがダウンし、患者情報を集約した電子カルテも閲覧不可となってしまった。かつてない混乱が院内に広がる中、患者の心と命を守り抜くため奮闘する歩。かたや病院の近隣では、歩と決別した静を中心に、クビになったナースたちが、診察を受けられず路頭に迷った外来患者の対応に乗り出す。 そこへ、さらなる緊急事態が発生。 重度の膵臓がんで入院していためぐみの容態が急変する。彼女が当初希望していた薬師丸に執刀を委ねようとする歩。だが、当の薬師丸は首を縦に振らない。 ――という物語が描かれる。 ■「静さん、僕を信じてください」 前回、“決裂の時”を迎えてしてしまった歩と静。 公式サイトなどで見ることができる予告動画には、「ランサムウェア…」とパソコンの画面を見つめてぼうぜんとつぶやく歩の姿が映し出される。そんな歩に、「システムが元通りになっても世間から非難されます!」と語気を荒げる薬師丸。歩は薬師丸に「困ってるのはあんたたちじゃない!患者なんですよ!」と怒鳴り返す。 一方、診察を受けられず横たわった患者たちを見た西東京総合病院をクビになったナースの塔子、吉子(安達祐実)、福美(野呂佳代)たちは患者の対応に乗り出す。静は「向こうには歩君がいます」と穏やかな口調で話す。 そして場面は変わり、苦しそうに倒れるめぐみの姿が流れる。「治してほしいって患者が待ってるんだ!」と薬師丸にかけあう歩だが、薬師丸は「ナースのあなたに…」と冷たい表情をくずさない。しかし歩は「医師もナースも関係ない!」と叫ぶ。さらに「いつまで突っ立っとんじゃい!」と一喝する静の姿も。 動画は「人を治せるだけじゃなく病気を治せるナースに僕はなってみせます。静さん、僕を信じてください」と言う歩、「あとは歩君に託してみましょう」という静の言葉で締めくくられる。2人のナースのそれぞれの決断、答えがついに出される。