センバツ21世紀枠 地区候補 仙台一に表彰盾 「期待背負い日々精進」 /宮城
来春の第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の「21世紀枠」で東北地区候補校に選ばれた仙台一の表彰式が22日、仙台市若林区の同校であった。選出を記念して、宮城県高野連の春日川孝会長から小川郁夢主将に表彰盾が贈られた。 約700人の生徒が見守る中、小川主将は緊張した表情で盾を受け取ると「(これまでの試合では)一高生の応援で粘れた場面がたくさんあった。期待に応えられるよう日々精進したい」と決意を語った。春日川会長は「3年生が春季東北大会に出場し、下級生にたすきをつないだ結果だ」とたたえた。 県下有数の公立進学校である仙台一。野球でも春・秋連続で東北大会出場を果たした。限られた練習時間を有効活用するために選手を複数の班に分けて分刻みの練習をこなす工夫などが評価された。阿部翔人部長は2011年の東日本大震災で被災した翌年のセンバツで石巻工の主将として出場し、印象に残る選手宣誓をしたことで知られている。 21世紀枠は24年1月26日の選考委員会で全国9地区の候補校から2校が選ばれる。【小川祐希】