「職業偏見ではないか」共産・大門氏、党派超えて苦言 自民・今井氏の政務官起用批判に
共産党の大門実紀史参院議員は14日、X(旧ツイッター)で、第2次石破内閣で内閣府兼復興政務官に起用された自民党の今井絵理子参院議員を巡って、「バッシングがひどすぎる。元女性アイドルだから何もしていないだろう、できないだろうと決めつけてたたくのは、職業にたいする偏見やジェンダーバイアスではないのか」と異論を呈した。 【写真】「職業偏見ではないか」異論を呈した共産党の大門実紀史参院議員 今井氏は平成7年に結成されたダンスボーカルグループ「SPEED」で活躍。平成28年の参院選比例代表で初当選した。今回の起用を巡っては、「役立たずタレント議員」「アイドル好きの首相に選ばれたのだろう」などと心ない声もSNSなどで散見される。令和5年8月にフランス研修中の写真が「観光旅行のようだ」と批判された経緯も再燃している。 ただ、大門氏は「今井さんは聴覚障がい者支援でずっと頑張ってこられた。一昨日もそのことで私の部屋に相談に来てくださった」とつづり、「聴覚障害学習図鑑」の画像も投稿し、「2年半前、今井さんから頂いた本はいまも私の本棚にあります」と書き込んだ。 今井氏は政務官起用を受けて13日夜、Xで「担務は沖縄および北方対策や防災、復興をはじめとする20の分野。現場第一主義でさまざまな課題に向き合ってまいります」と意気込んだ。