「惚れた男を追いかけて音信不通に…」『ドラゴンボール』いつの間にか「どっかに消えたキャラ」はどうなった?
1984年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で約10年半に渡り掲載された鳥山明さんの漫画『ドラゴンボール』。全519話の物語のなかでは数多くの魅力的なキャラが登場したが、なかには出番が少なくなり、いつの間にか消えてしまったキャラもいた。 ■【画像】「こんな美人いたっけ!」たった2コマで消えてしまった『ドラゴンボール』屈指の美女■ そこで今回は、そんな「どこかに消えたキャラ」にもう一度焦点を当て、原作漫画における最後の登場シーン、さらにはアニメ『ドラゴンボールZ』並びに『ドラゴンボール超』などで確認できる姿などを追っていきたい。
■力のインフレについていけなくなった餃子
天津飯の相棒である餃子(チャオズ)。餃子は「サイヤ人編」でナッパを道連れに自爆して以降、さらに力を増していく敵や仲間たちについていけず、大きくストーリーにかかわることはなくなっていった。 「人造人間・セル編」にて。336話の扉絵では3年後に現れるという人造人間に備え修行している姿、さらには337話のカラー見開き扉絵でも悟空らZ戦士とともに並ぶ姿が描かれていたが、本編では天津飯によって「餃子はオレがおいてきた 修行はしたが ハッキリいってこの戦いにはついていけない…」と語られ、姿を見ることはできなかった。 その後の「魔人ブウ編」でも餃子がストーリーにかかわることはなかった。ただ、アニメのみであるがブウとの最終決戦時、悟空が特大元気玉を作る際に天津飯とともに両手を掲げ、力を分け与えている姿が確認できる。さらにブウとの戦いが終わった漫画第517話では、1コマだけだが天津飯とともにいる姿があり、(全員集合の最終ページを除く)これが原作漫画での最後の姿であった。 ちなみに、餃子はアニメ『ドラゴンボール超』にも登場している。「破壊神シャンパ編」、ビルスがモナカに変装する時間稼ぎのために、餃子は金縛りを使い悟空を足止めするなど、地味だがすごい力を見せていた。この餃子の姿を見ると、その力の使いようによっては「人造人間・セル編」「魔人ブウ編」でも十分戦力になったような気もしてしまう。