「惚れた男を追いかけて音信不通に…」『ドラゴンボール』いつの間にか「どっかに消えたキャラ」はどうなった?
■天津飯を追いかけ音信不通になったランチ
亀仙人の修行の条件である“ぴちぴちギャル”を探していた孫悟空とクリリンに助けられ、そのままカメハウスに居候することになったランチ。 普段は大人しいがクシャミをすると性格が豹変するという個性的なキャラで、序盤ではたびたび登場し、存在感を放っていた。また、ピッコロ大魔王と戦う天津飯の加勢に行こうとするなど、彼に惚れている姿も見られた。 そんなランチだが、悟飯の初お披露目やラディッツの襲来などがあった第196話の冒頭、ブルマが久しぶりにカメハウスを訪れた際、クリリンによって「5年前 天津飯さんをおっかけてどっかいっちゃいましたよ」と、衝撃の事実が明かされている。 そして、漫画ではこれ以降ランチの姿を見ることはなかった。破天荒なランチらしいと言えば納得もできるが……。 ちなみに、『ドラゴンボール』オフィシャルサイトによると、鳥山さんの下描き段階では「魔人ブウ編」での悟空の特大元気玉に協力するキャラの1人として再登場を果たす予定だったようだが、諸事情により17号へと変更されていた。 アニメではその部分が補完され、“ランチExpress”と書かれたワゴンから降り、両手を掲げるランチの姿が確認できる。少なくとも黒髪ランチは真面目に働いているようだった。
■結局カリン塔に居座ったヤジロベー
「ピッコロ大魔王編」から登場したヤジロベー。初登場時こそ、ピッコロ大魔王が生み出したシンバルを瞬殺するなど悟空と肩を並べるほどの強さを見せていたが、そのマイペースな性格からほかのZ戦士たちのように熱心に修行することはなく、その後はカリン様のお使いのようなポジションになっていった。 その後、アニメでは「魔人ブウ編」で再登場。カリン様と一緒に悟空の元気玉作りに協力している姿が確認できる。原作漫画では第517話、肉まんのようなものを片手にカリン様と一緒にカリン塔にいる姿が描かれており、(全員集合の最終ページを除く)これが本編での最後のヤジロベーの姿となった。 だが実は、ヤジロベーはアニメ『ドラゴンボール超』では、そこそこ登場しているキャラである。たとえば第43話、“遅発性乱気症”を発症し瞬間移動の失敗を繰り返す悟空が突然カリン塔に現れた際、カリンとともに驚くヤジロべーの姿が見られた。 また「未来トランクス編」では、レジスタンスの元にいるが配給の食事のときにしか現れないヤツとして登場し、悟空がゴクウブラックとザマスに敗れた際は必死で引きずって救出している。 さらに「宇宙サバイバル編」では、力の大会に出場する亀仙人の“萬國驚天掌”の実験台になったヤジロベー。「すまんのう ついやりすぎてしもうたわい」という亀仙人に「たわけ! 殺す気か」と言いつつも、相変わらずのタフネスさを見せていた。