プロ2戦目に向けて計量パスしたWHO′NEXT強化育成指定選手の伊藤千飛（左）。右は対戦相手のラン・コウコウ

　プロボクシングの次世代を担うWHO′NEXT強化育成指定選手の堀池空希（22＝横浜光）がデビュー3戦連続の1回KOを狙う。21日、東京・後楽園ンホールで開催されるWHO′NEXT DYNAMIC GLOVE on U－NEXTのメインで、サウスポーのワン・ラクセン（25＝中国）とのスーパーライト級8回戦を控える。20日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、200グラム少ない63・3キロでクリア。ワンは400グラム少ない63・1キロでパスした。 　今年4月のプロ転向初戦、同6月の転向2戦目と2戦連続で1回KO勝利中。デビュー戦に続き、メインイベンターとなった堀池は「しっかり相手の様子を見たい。1、2戦ともに1回から倒すつもりはなかった。トレーニングはしっかり8回やるつもりで練習してきた。最低限、勝つこと。流れで倒せたら。しっかりと倒して勝ってメインを締めたい」とKOチャンスを逃さないつもりだ。プロ転向後、初めてスーパーライト級まで減量したが「調整はばっちり。毎日、相手を意識した練習ができた。しっかりボクのボクシングをすることしか考えていない」と集中している。 　アマ21勝（5RSC）7敗で今春、名門の東洋大を卒業。3月にはプロボクシング興行「WHO′NEXT」の強化育成指定選手に選ばれた。プロ転向後、初めてのサウスポーとの対戦なるため「駆け引き重視になる。相手はうまくて組み立ててボクシングしてくる。お互いにしっかりボクシングを作るので、どちらの駆け引きが上回るかがキーになる。自分の左ボディーとか得意なパンチを当てていきたい」と気合を入れ直していた。【藤中栄二】