オロプーシェ熱、米で21人 キューバからの帰国者
【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は27日、蚊など小さな昆虫が媒介し、南米を中心に患者が多発するウイルス感染症「オロプーシェ熱」の患者21人を確認したと発表した。いずれもキューバからの帰国者で、発症は5~7月。主な症状は発熱や筋肉痛、頭痛で多くは軽症だが、3人が入院した。 現段階では米本土で感染が連鎖する可能性は低いとみている。 症状は数日で収まるが、数週間内に7割近い人が再発するのが特徴。ブラジルでは健康だった20代女性2人が死亡、母子感染による胎児の死亡や先天性疾患も報告されている。