世界農業遺産「茶草場農法」の茶産地に「巨大バッタ」が出現
地元の人たちにとっては伝統的に行っている農法だが、自然を残して多様な生物を保全することにつながり、2013年には世界農業遺産に認定されている。実際、茶草場には、絶滅危惧種の植物、フジタイゲキやキンランなどが見られるほか、この地域にしか生息しないカケガワフキバッタをはじめとした昆虫、さらにカモシカも姿を見せるという。巨大オブジェ「トノサマバッタ」は、自然と共生する東山の営みを語っているのかもしれない。 オブジェには、親子連れなどが次々と訪れ、写真を撮るなどして楽しんでいた。掛川市初となる芸術祭「かけがわ茶エンナーレ」は、10月21日から11月19日にかけて開催され、20人と1グループの現代アート作家が参加、市内に作品を展示し、あわせて様々なイベントが行われる。