ウクライナ当局者は２１日、ロシアが２夜連続で首都キーウ（キエフ）を標的に複数のドローン（無人機）を発射したと明らかにした。写真はドローンをサーチするライト。キーウで２０日撮影。（2024年 ロイター/Gleb Garanich）

[２１日 ロイター] - ウクライナ当局者は２１日、ロシアが２夜連続で首都キーウ（キエフ）を標的に複数のドローン（無人機）を発射したと明らかにした。破片が落下して住宅に被害が出たほか、民間人少なくとも１人が負傷したという。 ウクライナ軍は、夜間に発射されたロシアのドローン１１６機のうち５９機を撃墜したと発表した。ウクライナ領内に落下したと思われる４５機の行方はつかめていないという。 クリチコ市長は市内の主要３地区に破片が落下し、複数の住宅の屋根や電線などに被害が出たとした。 キーウでは空襲警報が５時間以上続いた。ロシアは２０日にもキーウなどを攻撃し、中部の都市で１７人が負傷していた。 また地元当局によると、２１日朝、南東部ザポロジエにも弾道ミサイル攻撃があり、民間人２人が死亡、１５人が負傷した。 東部ドニエプロペトロフスク州クリブイリフも攻撃を受け、５人が負傷し、複数の民間施設が被害を受けた。