水族館に持ち込まれた「謎の白くて大きい生物」…名前分からずSNSで「ご教示ください!」 正体は?
Xにも投稿していた、ホヤを専門で研究している広島修道大学の長谷川尚弘助教に話を聞きました。 広島修道大学人間環境学部 長谷川尚弘 助教 「群体のホヤなんですね。写真ではツルっとしているように見えているが、ここには本来、ちっちゃい長さが4センチぐらいのホヤがいっぱいびっしりくっついて埋まっているかたちになります」 ホヤの一種の「ボウズボヤ」は水深50メートルくらいに生息し、本来、個虫と呼ばれる小さなホヤが表面に無数に生えています。 しかし、環境の変化などがあるとそれらが全てはがれ、このようなツルツルの状態になるとのこと。 そして、長谷川助教が見せてくれたのが個虫が生えた状態の標本。 広島修道大学人間環境学部 長谷川尚弘 助教 「ホヤ類は、エサは植物プランクトンなどの浮遊性のものを食べています。(今後)ふさふさ(個虫が)出てくることはありえると思いまして、しばらく様子を見ないと分からない。もちろんそのままダメになってしまう場合もあるとは思います」 長谷川助教によると、常に新鮮な海水に入れ替えて飼育すれば、かにっこ館のボウズボヤにも、今後、個虫が生えてくるかもしれないということです。 ちなみに、毒はありませんが食べられないとのこと。 海からの珍客、みなさんも間近で見てみてはいかがでしょうか?
山陰放送