異例のFA加入!? 最下位球団に移籍したFA戦士(6)注目の“電撃入団”は
ストーブリーグで大きな注目を集めるのが、FA市場だ。今オフは山﨑福也投手が争奪戦の末、北海道日本ハムファイターズへの移籍を決断した。リーグ優勝チームから最下位チームへの移籍となったが、同様の事例も少なくない。そこで今回は、リーグ覇者から最下位球団にFA移籍した歴代選手を紹介する。
山﨑福也
・投打:左投左打 ・身長/体重:188cm/95kg ・生年月日:1992年9月9日 ・経歴:日大三高 - 明治大 ・ドラフト:2014年ドラフト1位 今年のFA市場で最大の争奪戦となった山﨑福也。移籍先に選択したのは、同一リーグの最下位に沈んだ北海道日本ハムファイターズであった。 日大三高時代は、投手ながら選抜甲子園の1大会における通算最多安打記録(13本)に並ぶなど、投打に渡る活躍を見せた山﨑。 明治大では2年春から主戦投手を任されると、3年時から大学日本代表に選出。世代屈指の左腕と高い評価を得て、2014年ドラフト1位でオリックス・バファローズに入団した。 ルーキーイヤーから一軍のマウンドを経験したが、先発ローテーションへの定着まで時間を要した。それでも、2021年には先発の一角として22試合に登板し、8勝10敗、防御率3.56の好成績を残した。 さらに今季は、23試合(130回1/3)を投げ、11勝5敗、防御率3.25とキャリアハイの数字をマーク。自身初の2桁勝利も達成し、チームのリーグ3連覇に大きく貢献した。 迎えた今オフは、国内FA権を行使すると、大争奪戦の末に日本ハムへの移籍を表明。すでに本拠地開幕戦での先発登板が明言されている。2年連続で最下位に沈んだチームを浮上へと導きたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部