色々あるって知ってる? バイク用ヘルメットの「あごひも」の形式
命を守るバイクヘルメット!あごひものタイプはワンタッチ製だけじゃない!
バイク乗車時にヘルメットを装着することは、道路交通法により定められた義務となっています。 色々あるって知ってる? バイク用ヘルメットの「あごひも」の形式 バイクは車体で覆われているクルマとは違い、ライダーの体はむき出しの状態。事故が起きてしまった際に衝撃を抑える、シートベルトなどもありません。 また、ヘルメットを装着していたにもかかわらず死亡事故が起きてしまうケースもあります。それは、あごひもをしていなかったり緩めたりしていると、事故の衝撃で脱落してしまうことがある為です。 警視庁の調査によると、2020年から2022年までの3年間で起きたバイク事故による死者数は合計で115人。そのうちヘルメットが脱落してしまった人は34人と、割合で言うと29.6%。この数字は、ヘルメットは想像以上に外れやすいものであることを示す高い数字と言えるでしょう。 つまり「ヘルメットを被っているから安心」ではなく、いかに正しく装着するかが非常に重要という訳です。
しかし、残念ながらまだまだ認識の甘いライダーは多く、警察が2023年に3104人を対象におこなった聞き取り調査では、あごひもの結束状況に関して「適正に結束」と答えた人は72.7%、「ゆるく結束」は21.9%、「結束なし」は5.4%という結果。4人に1人以上は、正しく装着ができていないという状況です。 前述のデータからもわかるように、ヘルメットは正しく装着していなければ、その機能を充分に発揮することができません。そのため、ヘルメットのあご紐はきちんと締めるよう心掛ける必要があります。 なお、ヘルメットのあごひもには押し込むだけでロックできるワンタッチバックル、いわゆる「ワンタッチ製」が現在の主流。ワンタッチ製は、オス金具をメス金具に差し込むだけというシンプルな仕様で、ズレがないようカチッと音がなるように差し込むのがポイントです。 なお、バイク用ヘルメットには、あごひもにワンタッチ製以外を採用しているものもラインナップされていていますが、一体どのような種類があるのでしょうか。