火事になり「家にあるすべてが燃えました」「その日から笑顔を失った」デビュー入りしたサクラダ ケンシン、つらかった過去を打ち明け会場に衝撃…スピーチに涙する人続出
サバイバルオーディション番組『PROJECT 7』第12話(最終話)にて、デビューメンバー7名が決定、日本からは17歳のサクラダ ケンシンが見事デビューを勝ちとり、スピーチでつらかった過去を明かした。 【映像】ケンシンのスピーチ「火を見るたびに体が震えて…」涙する観客 『PROJECT 7』は、総勢200名の参加者が挑む、過去最大規模のボーイズグループ誕生オーディション番組。視聴者が“ワールドアセンブラー”となって毎ラウンドごとに練習生を選択して新しいチームを作る“組み立て”や“強化”の概念を取り入れた、新感覚の番組だ。MCは俳優のイ・スヒョクが務め、ディレクターにはイ・ヘインを筆頭に、バダ、RyuD、元Wanna Oneのハ・ソンウン、ライオン・ジョンらが集結している。デビューの座を掴むのは7名。 日韓同時生放送で配信された今回の最終話、会場となる仁川南洞体育館(韓国)には約5000人の観客がつめかけ、過去に脱落した練習生たちも観客席に姿を現し会場は異様な熱気に包まれた。 ケンシンはタイトルソング「RUN(Up to you)」のセンターを勝ち取った人気&実力ともにトップを走る練習生で、第3回脱落式では初の1位を掴んだ。今回、2位という順位でデビューを決めた。 ステージに上がったケンシンは、ひとつエピソードを紹介したいと言い、メモを取り出した。そして「僕は2年前、高校1年生で青森という寒い地域に住んでいました。その時はただK-POPが好きな高校生でした。そんな時、事件が起こりました」と韓国語と日本語を交えながら語るケンシン。「僕の家に大きな火災が発生したのです。家にあるすべてが燃えました。その火災の原因は屋根のケーブルでした。何も見えない場所から火災が発生したのです。僕は何も持ち出すことができませんでした。すべてが燃えてしまいました。幸い、けがをした人はいませんでしたが、その日以降私は笑顔を失いました」とつらかった過去を激白、会場に衝撃が走った。 続けて「火を見るたびに体が震え、憂鬱な状態になっていました。でも当時やっていたダンスのレッスンは続けていました。ダンスをしている時だけは火事のことを忘れ、心から楽しむことができました。僕は夢の大切さに気付きました。両親に夢を話したところしっかりダンスを習っておいでと言われ、高校を辞め一人東京のダンススクールに通うことになりました。その後オーディションに合格し、ひとり韓国に渡りました。家族は僕を心配していたと思います。しかし僕の笑顔を信じて送り出してくれました」と苦しい胸の内を打ち明けると、観客は涙を流した。 「僕は『PROJECT 7』でたくさんの笑顔を見せることができました。少しでも笑顔の大切さを伝えれましたか? みなさんは常に笑顔あふれる日々を送ってほしいです。いつも笑顔になれるアイドルになれるよう一生懸命頑張ります」と決意を明かすと会場は大きな拍手に包まれた。 最後に家族とディレクター陣に感謝を伝えたケンシン。そして今回残念ながら脱落した、仲が良かった練習生アンディーとアベ ユラの名前を挙げ「1位でデビューできなくてごめんね…。脱落してしまったけど、僕をたくさん支えてくれてありがとう。みんなの想いを僕が受け止めて一生懸命頑張ります」と気丈にスピーチ。会場はあたたかい拍手に包まれた。 今回デビューする7名はマージンシャン(中国)、サクラダ ケンシン(日本)、チョン・ミヌク(韓国)、ソ・キョンベ(韓国)、ソン・スンホ(韓国)、チャン・ヨジュン(韓国)、キム・ソンミン(韓国)。グループ名は「CLOSE YOUR EYES(クローズ ユア アイズ)」に決定した。 なお今回でデビューする7名は、1月4日に福岡で開催される『第39回 ゴールデンディスクアワード』に出演することが決定している。 (『PROJECT 7』/ABEMA K-POPチャンネル)
ABEMA TIMES編集部