衆院選県内選挙区議席 自民結党以来最低の1に…森山裕県連会長は要因に裏金問題挙げるも「選挙は候補者本人が責任を」と苦言 前職がバッジ失う2、3区は年内めどに党本部主導で支部長選任
自民党鹿児島県連は17日、鹿児島市で執行部役員と選対常任委員の合同会議を開き、10月の衆院選を総括した。選挙区議席が結党以来最低の1となった要因について、森山裕県連会長=鹿児島4区=は「政治資金収支報告書の不記載問題が各選挙区に共通して一番大きかった」と述べ、裏金事件の逆風を挙げた。 自民・森山幹事長、お膝元に吹き荒れた大逆風1勝3敗を総括 無所属で当選、自民入り熱望・三反園氏の追加公認は?
冒頭以外非公開。終了後に執行部役員が会見した。森山会長は「不記載問題と脱税は全く関係ないが、国民にご理解いただけていない」とし、「われわれも説明不足を反省しなければならない」と述べた。非公認候補の政党支部への2000万円支給問題を指摘する意見もあったという。冒頭のあいさつでは「党も協力して支えるが、選挙は候補者本人が責任を持たなければならない」と強調した。 自民は県内全4選挙区に前職を擁立。2、3区で前回に続いて敗れ、1区でも議席を落とした。比例復活できなかった2、3区支部長の選任は、「県連で意見を聞き、党本部で決める。年内に間に合うよう努力する」とした。
南日本新聞 | 鹿児島